鎧下見
2010年 06月 01日
下見板材を横方向に1寸2分(36ミリ)ほど重ね合わせ張り込む。
重ね合わせた下見板のくせを光った(映した)押し縁(縦材)で455@間隔で押えこんで仕上がりとする。
日差しが強く、高温な日など 板材が程よく乾燥収縮し 板と板の間に隙ができ建物の壁の中に風(空気)を取り込んで通気する。
梅雨時期や雨の日は、下見板は水分を受け膨張し隙間を塞ぎ建物のなかに水分の浸入を防ぐ。
下見の中の土壁は呼吸し 断熱防音効果を程よく働かせてくれる。
日本建築の技は、日本の気候風土に根ざして発展して来た。
〈自然との共生〉 突きつめればエコ 時代の最先端なのかも。!!!
by ikeda2009
| 2010-06-01 15:52
| 建築・雑感