峠の村
2017年 05月 29日
ちょうど今から22年前(平成7年)、300年の歴史があるという古民家『屋号 おやじ』を
旧東頚城郡松代町峠(現在十日町市)から、埼玉県寄居町への移築工事に携わった。
久々に其の跡地を訪ねて見た。
〈星峠の棚田〉で有名なこの地だが、以前より棚田を撮る写真家?で賑わっていた。
集落に戻り、跡地を訪れる。傍らに小さな小さな別荘がぽつんと建っていた。
時々、家族で集まっていると近所のおばあさんが話してくれた。
往時を想い出す。5月の連休後、残雪の中で調査、解体が行われたことを懐かしく想い出す。
入口の銀杏の樹と裏山のブナ林は今も健在だった。
いい所だ!すぐ下の集落では、ドイツの建築家が手掛けたヨーロッパ風古民家群もある。
早苗のなびく、棚田の景色も素晴らしい。日本の原風景をひしと感じて来た。